
メールカウンセラーの副業をしたいけれど「資格は必要?」「どう始めたらいいの?」と思っていませんか。
今回はメールカウンセラーを副業で行うことについて説明していきます。
メールカウンセラーの副業には危険がいっぱい潜んでいるので、始める前に知っておけば不要なトラブルを回避できます。
メールカウンセラーとは?押さえておきたい基本
そもそもメールカウンセラーとは、どのような特徴があるのかご存じでしょうか?
ここではメール相談の特徴、必要な資格、料金相場、多い相談内容について、お伝えします。
対面ではなく「メール」で悩み相談に乗る仕事
一般的なカウンセリングというと、対面もしくは電話が主流です。
コロナでオンラインを使った在宅形式でのカウンセリングも増えつつありますが、いずれにしても「対話」を通じて相談に乗るのが基本の形です。
一方で、メールカウンセラーのお仕事は「文章」で悩み相談に乗ります。
相談者は自由に悩みをテキスト状態でカウンセラーに送り、カウンセラーが文章で回答していく形式です。
メールカウンセラーは従来からあるカウンセリング手法でもあります。
アドバイスではなく「悩み解決のサポート」
メールでの返信というと、「アドバイス」のイメージをも他られる方もいるかもしれません。
しかし、カウンセラーに求められるのはあくまでも悩み解決のサポートです。
なぜなら答えは相談者の中にあるからです。
したがって対話のときと同様に「傾聴力」が必要になります。
在宅カウンセラーとして悩み相談に乗れる
対面での相談には「カウンセリング・ルーム」で対応するのが一般的です。
カウンセラーはあらかじめカウンセリング・ルームを予約してレンタルし、通勤します。
しかしメールカウンセリングは、通勤や移動の必要がありません。
在宅でできるメリットがあります。
これは相談者も同様で、遠方の方や子育て中の方など、事情があってお越しになれない方も相談できるツールでもあります。
資格なしでメールカウンセラーになれる
メール・カウンセラーは資格がない方もなる方が可能です。
ただし資格が不要であっても、病院や学校、企業等での1~5年程度の実務を求める募集案件も少なくありません。
その点で、対面のカウンセラー同様に求人への応募は狭き門です。
ただし、未経験からなる方法は0ではありません。
メールで多い相談内容
相談内容は実に多種多様ですが、カテゴリーわけすると下記のとおりです。
恋愛にまつわる悩み
- 片思い・モテない・付き合い方がわからない
- 長続きしない・振られる
- 浮気・不倫
- デートDV・束縛・過干渉など
夫婦関係・パートナシップにまつわる悩み
- 価値観の不一致・生活感の違い
- DV
- 性生活・セックスレス
- 嫁姑関係など
仕事・キャリアにまつわる悩み
- セクハラ・パワハラ・いじめ
- 仕事環境・職場の人間関係
- 転職・天職・やりがい
- 自分探し
お金にまつわる悩み
- お金がないことへの不安・恐怖
- 借金
- お金が溜められない
親子関係・子育てにまつわる悩み
- 親の束縛・鑑賞
- 子の発達障害
- 育児不安・育児疲れ・自信喪失
- 子の不登校・ひきこもり・問題行動
健康・病気・こころの不調にまつわる悩み
- うつ・躁うつ病
- 不眠・睡眠負債・ダイエット
- アレルギー・PMS・持病
- 自信のなさ・自己肯定感
- 人間関係のこじれ…など
メールカウンセリングを始める2つの方法
メール相談に乗ろうと思っても「どう始めればいいのか?」と悩むものです。
実際には、2つのやり方があります。
2つの内容を読み比べ、どちらが合うかを見極めてみましょう。
1.ネット検索で求人から申し込む
インターネットで検索をかけて、ヒットした求人に申し込む方法です。
「メールカウンセラー」「メール相談」と調べると、実に多くの案件が該当します。
メインとなるお客様によって、資格が義務の場合もあります。
募集要項をしっかり読みましょう。
企業向けサービスや会員向けサービスだと、実務経験が必須のことも多いです。
もちろん、なかには無資格であっても、研修を経てカウンセラーになれるものもあります。
しかし、「正社員」「契約社員」などの雇用契約ではなく、業務委託であることが多いため、研修費用は自己負担です。
数千~数万円程度の実費は覚悟しましょう。
2.SNS・ブログを駆使してネット集客
SNSやブログを駆使して、ネットで集客する方法です。
Twitterやインスタグラム、LINEやYouTubeなど、様々なツールがあります。
ネット集客と聴くと、ハードルが高く感じるかもしれません。
「集客って怖い」「売りつけるのは嫌だ」と、とっさに不安になります。
けれど、「臨床心理士」「公認心師」となるメイン資格がないと、申込できる案件がだいぶ少ない事実があります。
無資格で応募できる案件も、実際には「経験値」を求めてくるため、最初の経験を積めないことが多いのです。
「好きを仕事にできればお金なんていらない」という人も、最初の実務を積むことができなければカウンセラーとして働くのは夢物語になってしまいます。
夢をかなえるためにも、頑張った分の収入を得るためにも集客は必要です。
知らないと大変。危険な3つの注意点
メール相談を始める方法がわかったから、さっそく副業しようと思う行動派の人もいるかもしれません。
けれども、ちょっと待ってください。
実は、知らないと危険な注意点が3つあります。
落とし穴にはまらないように、危険な部分を予習しましょう。
1.相談に乗るうちにドッと疲れてしまう
「ガッツと気持ち」で聴くのはNGです。
なぜなら、相談に乗っているうちに、同調しすぎてドッと疲れてしまうからです。
これはカウンセラーになりたてのころは「相談に乗って役に立てるのは嬉しい。でも、なぜか疲れてしまう」と思われるかもしれませんが、「相談に乗る作法」が身についておらず、ドッと疲れてしまうのです。
もし相談に乗る作法を知らずに、まずカウンセラーになろうとするのなら、すぐに疲れてしまい、長続きできないかもしれません。
逐一相談に乗るたびに疲れていたり、一緒になってくよくよしていると身が持ちません。
長くカウンセラーとして働くためには「相談に乗る作法」を知り、「カウンセラー・モード」を身に着けるのも必須です。
2.高収入・月給制のうたい文句は詐欺の可能性
カウンセラーになりたいと思っている人が陥りやすい罠の2つ目が「詐欺被害」です。
基本的にカウンセラーの募集は業務委託、完全歩合制が多いです。
収入が安定しづらいことから、月給制を探したくなる人も多いことでしょう。
根気強く探せば、月額で30万、50万の求人が見つかります。
けれども残念ながら「月給30万円」「話を聴くだけで50万円の高収入」とのうたい文句は、ほぼ詐欺です。
「メールカウンセラーが危ない」「メールカウンセラーはほぼ詐欺だ」とネットで悪評も時々見かけますが、多くの場合が甘い言葉に騙されてしまった人の口コミです。
メールカウンセラーの募集のほとんどが「月額制はない」「固定ではない」と覚えておきましょう。
3.出会い系・ピンク系に巻き込まれるリスク
3つ目の罠は「ピンク系に巻き込まれるリスク」です。
特徴として「社会人未経験OK」「18歳からOK」など、若い人募集で書かれています。
特にメールレディ、チャットレディと書かれるものは、出会い系につながっていたり、ピンク系の可能性が高いので注意が必要です。
純粋に悩み相談に乗りたいのに、アダルト系への誘導となっていることもあり、恐怖でしかありません。
さらに報酬も1往復100円などと手ごろな価格帯で、詐欺にも思えないことから登録してしまう人もいるそうです。注意してください。
まとめ
いかがでしょうか。
健康に不安がある方も、在宅で相談に乗ることができるため、メールカウンセリングはおすすめです。
メールカウンセラーになることに、不安もあるかもしれません。
少しずつ集客力と傾聴力をつけて、稼げるカウンセラーになることを願ってます。
ですが、あくまで1番は自分です。
無理をせずに稼げるカウンセラーになりましょう。